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[12 Leadership Lessons from Sesame Street]をご紹介します。
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セサミストリートは1969年11月10に始まり、それ以来49年、マペットやキャラクターたちは子供たちを楽しませ、インスピレーションを与えながら、文字や数字、多様性や感情など様々なことを教えてくれました。
しかし、このキャラクターたちは大人にも多くの教訓を与えているのです。
それでは、意外と知られていないセサミストリート12の教訓をご紹介します。
1- メッセージを見逃すな
セサミストリートの各エピソードでは、キャラクターたちが近所の人々に話しかけ、様々な会話が繰り広げられます。
そして、全ての会話には共通のテーマがあるのです。
一貫性があることがカギになります。
明確な目的があるとチームワークはうまく行きます。コーチングには一貫性を持たせましょう。
コーチングを行う時は、Grow Modelのように、会話の枠組みを作り、話を軌道に乗せてメッセージを伝えるようにするといいでしょう。
2- 常にポジティブであること
1996年、クリスマスシーズンになると、親たちは”Tickle Me Elmo”を手に入れるために、文字通り戦っていました。
ぎゅっと握ると振動して笑うこの小さな人形は、子供たちの憧れでした。
Elmoはどんな状況でも常にポジティブで、彼の笑い声はセサミストリートの中でも最も印象深いものの一つです。
個人や組織が、ネガティブな情報に流されてしまうのは、よくあることですが、ポジティブな傾向を把握することで、見落とされている強みや価値を発見し、それを最大限に活用することで、大きな成果を得ることができます。
3- 諦めるな
人気歌手のBruno Marsはセサミストリートにゲストとして出演した際、忍耐力の大切さをマペットたちと一緒に歌っていました。
職務の中での厳しい決断は、キャッチボールを覚えることよりも大変な事だと思えるかもしれませんが、困難に対するアドバイスはいつも変わりません。
諦めないことです。
くじけそうになったら、Grow Modelを使ってみてください。
これは課題を分類して小さなステップにし、解決しやすくする手法で、意思決定の考え方の基本となります。
4- 視聴者に直接話しかける
セサミストリートが世界の子供たちを惹きつける理由の一つは、カメラに向かって直接話しかけているところにあります。
とは言っても、彼らはカメラに向かって話しているわけではありません。
もう一人の声(あなた)を使って、見ている人を彼らの会話に誘い込みます。そうすることで、大人も子供も感情移入することができるのです。
このやり方を社内でも試してみてはいかがでしょうか?メールばかりではなく、会話を優先してみてください。
5- 恐怖心を克服する
会話の中で、ZoeはJames Gandolfini(「ザ・ソプラノズ」で有名な)の恐怖心を克服する手助けをしています。
障害があると、人は最高のパフォーマンスを出すことが難しくなります。
何故ならその妨げの要因は、肉体にも精神にも影響するからです。
リーダーの仕事は、高いパフォーマンスを描くため、そういった邪魔なものを取り除くことが必要です。
何であれ、恐怖心は一番の妨げになります。社員が恐怖心を克服できるようにZoeを例にして、助けてあげてください。
何に行き詰っていて、どうすれば克服できるのかを学ぶことができます。
6- 助けてもらうこと
どんな状況であれ、セサミストリートの住人は、お互いに助け合って生きています。
数え方を習う時も、本当のことを伝える時も、いつでも道行く人が助けてくれます。
そして同様に、彼らも助けを求められることを厭いません。
困難な問題を解決するために、誰もが助けを求めやすい環境作りをしましょう。
忘れないでほしいのは、問題解決や意思決定をするのに、あなたがプロのコーチになる必要はないという事です。
優れたコーチングモデルとは、問題を通してチームのメンバー同士が話し合い、彼ら自身が前進していくことなのです。
7- 共感すること
もう一人、特別ゲストがセサミストリートを訪れ、Murrayに「共感すること」の意味を教えてくれました。
Mark Ruffaloは共感するという事をアニメーションを使って説明しました。「私の気持ちを正確に理解することができたね。それが、エンパシー(共感)だよ。」
良いコーチは、社員の気持ちを正確に理解していることです。
特に「難しい会話」では、最初に社員から、そしてより多く話してもらいます。
その他、社員の状況を把握し、直面している事柄に対して、前に進むべき道や他の道を一緒に模索することが大切です。
8- 常にシンプルに
Elmoと仲間達は視聴者に押し付けるのではなく、分かり易くシンプルなポイントに絞って話をしていました。
彼らは、そもそも1回で、アルファベットを覚えられるとは思っていないので、1エピソードで一文字にフォーカスしていました。
チームメンバーが目標を設定したり、次のステップを決めたりする際は、シンプルで実行可能なものに絞るようにします。
一回に一文字、一歩一歩進んでいくことが重要です。
9- 個性を大切に
セサミストリートにはユニークなキャラクターが沢山います。
彼らは毛や肌の色も違うし、羽が生えていたり、しっぽがあったりもします。数字の数え方を覚えた者もいれば、一日中数えている者もいます。
番組の中では繰り返し「People in Your Neighborhood」の曲が流れていました。
あなたのチームの誰もが、役割に関係なく、貢献できる何かを持っているのです。一人一人の個性を知り、活かし、そして新しいアイディアを常に受け入れましょう。
10- 変化を受け入れ、無理強いはしない
Oscarは決して変わりません。
彼は、いつも・・・なんというか、不機嫌?それはさておき、彼の仲間は彼に別の視点で世界を感じることや、関わったりすることを勧めはしますが、決して無理強いはしません。
チームメンバーに本当の意味での変化をもたらすためには、メンバーにそのプロセスの一部として関わってもらうことが必要です。
社員自らが目標設定のプロセスに関わることで、長期間かけて、より効果的に変化をもたらすことができます。多くの場合、パフォーマンスの低下は目的のズレから生じます。
11- 共有
セサミストリートのレッスンの中で重要な事の一つは共有するという事です。
大人になると、共有することでそれが評価につながることが多くあります。
チームの努力を認め、たとえ自分のアイディアでなかったとしても、新しいアイディアを共有し、実行する準備をしていきましょう。
12- 困ったときはクッキーを食べよう
これは、リーダーシップのアドバイスというより、人生のアドバイスになりますが・・・
“Today, me will live in the moment. Unless it is unpleasant. In which case, me will eat a cookie.”
“僕は、今を生きているんだ。
もし何かあってもクッキーを食べれば問題ないさ!”
(過去にあった出来事や、まだ見ぬ未来にとらわれず、今を一生懸命生きていくことが最も大切な事なのかもしれませんね。)
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[12 Leadership Lessons from Sesame Street]
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