InsideOut Development社のBlog
[3 Biggest Obstacles to Working in a Remote World]をご紹介します。
新型コロナウイルスの世界的な流行の中で、在宅勤務、ソーシャルディスタンスなどがニューノーマルとなり、雇用主は突如として従業員をオフィス勤務から在宅勤務にシフトせざるを得なくなりました。
今まで在宅勤務という選択肢が殆ど無かった私たちですが、十分な準備がないまま、突然リモートワークを始めなければいけない状況になってしまったのです。
慣れないリモートワークの中、喪失感や孤立感、どうやってコミュニケーションを取っていったらいいのかなど、会社にも従業員にも混乱が生じ、大きな課題となっています。
Eメールや、インスタントメッセージ、ビデオ会議や電話で、本当のコミュニケーションは取れるでしょうか?オフィスにいれば当たり前にできる、休憩室で同僚とコーヒーを飲んだり、ランチを食べたりすることがそこには存在しません。
仕事がうまく行ったときに背中を叩いて喜んでくれる上司も、プレゼンがうまく行ったとき拍手してくれる仲間もそこにはいません。
同じ空間で顔を合わせながら仕事をするという事がいかに貴重な時間かという事を改めて感じますね。
社会福祉士の資格を持つシャロン・コイル・シードは、コロナ禍における日常生活や、職場環境の突然の変化は、ほとんど強制的に行われてきたので、それに戸惑い、受け入れられていない人が多く存在すると言っています。
今まで毎日、職場や学校へ通っていた生活が、一遍、一日中家で仕事や勉強をするという生活に変わったことで気持ちに変化が表れているのです。
シードは、突然の職場や家庭環境の変化から陥る、“寝すぎや過食、うつ病”などのリスクに対処する必要があると警鐘を鳴らしています。
このリスクを回避するのに有効なのは、出来る限り、会社や学校へ通っていた日常と同じリズムで毎日を過ごすことです。
睡眠時間や服装、朝食まで、なるべく同じルーティーンで生活することを勧めています。
その他、外へ出て運動をしたり、友達と話したり、テレビを見たりすることもストレスを軽減させるのに有効だとシードは話します。
The Atlanticのライターのデレク・トンプソンは、新型コロナウィルスによって余儀なくされた在宅勤務への大きなシフトチェンジ関する議論の中で、Ctripの全社的な在宅勤務へのシフトがもたらした結果について触れています。
Ctripは16,000人の従業員を抱える中国の旅行代理店です。Ctripは全社的に従業員を在宅勤務に転換することで、従業員一人当たり1,000ドル以上の経費削減を実現しました。
その一方で、同社の従業員からは、孤独感が在宅勤務中の最大の不満として挙げられました。
トンプソンは在宅勤務により社会的なつながりを断つことが、生産的なチームワークを生み出す核となる創造性や、仲間との繋がりを失うことにつながると述べています。
BBC Worklife 特集記事担当のブライアン・ルーフキンは、新型コロナウィルスの影響による、突然の在宅勤務への強制シフトは困難な変化であると伝えています。
日常的に行っていた同僚や上司との対面でのコミュニケーションの喪失、周りに家族がいて作業環境の整っていない在宅勤務への適応、そして在宅勤務の期間の不確実性(一時的、長期的または恒久的)などの要因が、人々を不安にさせ、孤独感を与えているのです。
専門家は、ビデオ会議で同僚の誕生日や会社の記念日を祝うなど、できる限りオフィスで行っていたイベントをオンラインでも継続していくことを推奨しています。
新型コロナウィルスの危機は、雇用主のビジネスの進め方や従業員の管理方法に急速な変化をもたらし、多くの雇用主が従業員を在宅勤務へと移行させています。
このような混乱により、生産性と人間関係を維持・向上のために、明確なコミュニケーションにこれまで以上に注意を払う必要性が出てきました。
Workforce.comのコンテンツマネージャーであるヤナ・レゼルバは、効果的なコミュニケーションとは、問題の迅速に報告し、緊密なやり取りをし、メッセージや情報をあらゆる方法で伝え、フィードバックを柔軟に受け入れることである、と述べています。
質の高い会話は常に重要ですが、いつでも対面でできるとは限りません。世界的な健康危機の中、新たに在宅で働くようになった従業員にとって、明確なコミュニケーションは非常に重要です。
電子メール、チャット、ビデオ会議、FAQ、インスタントメッセージ、テキストなど、利用可能なあらゆる手段を使用して、情報、期待値、サポート、スケジュール、リソースを明確にすべての関係者の間で共有することが重要であるとレゼルバは述べています。
さらに、新型コロナウィルスの影響で受ける制限や、新しい業務プロセスの中で仕事をしている従業員への気遣いや励まし等の個人的なメッセージもまた大切です。
マネージャーと従業員は、毎日のチェックインや週次のプロジェクト進捗会議、新型コロナウィルスの最新情報の共有、コーチング、業務報告などを通し日々継続してコミュニケーションを取ることで、連携や業務進行の維持を可能にします。
また、チャットルームやコメント機能を備えた社内イントラネットを活用することで、従業員同士で懸念事項を共有したり、必要な時にサポートを提供しあうなど密な連携を取ることができます。
企業としては、従業員が業務や困難な状況の中でも落ち着いて集中することができるようメッセージを発信し、全従業員へ向けたサポートラインを提供することが重要です。
これらのことは2020年にビジネスや、従業員、小中学校・大学などの教育現場で彼らが直面した大きな障害の一部です。
これらの困難の中で最適な戦略を見つけるのは難しいことでしょう、しかしこれらを乗り越えることで、職場でも家庭でも、日々の又将来のための学びとなることでしょう。
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Blog:3 Biggest Obstacles to Working in a Remote World by PIVOT POINT
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