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[4 Feedback Tips Millennials Already Know]をご紹介します。
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従業員との信頼関係を築くには、こまめなフィードバックは欠かせません。
Gallupは、マネージャーから何らかのフィードバック(それが悪いフィードバックだったとしても)をもらっている従業員は、フィードバックされていない従業員に比べて、20倍も仕事に対して前向きだと述べています。
649名の人事担当者へ行ったアンケートでは、マネージャーの特性として最も大切な事はフィードバックができる能力だと述べています。しかし残念ながら、3分の1以上の人事担当者は、自社のマネージャー層の最も苦手としていることが、「フィードバックを与えること」だと回答しています。
フィードバックが難しいのは何故でしょう?
それは、フィードバックをマイナスに捉えている人が多いからではないでしょうか?
「フィードバック」とは、相手が間違ったことをしたときに、それを指摘し、気づいてもらう事を言います。
ミレニアル世代は他の世代とは違い、フィードバックを受け入れやすいと言われています。
Harvard Business Reviewの研究によると、ミレニアル世代は、他の世代に比べて50%以上もフィードバックをしてもらう事を望んでいます。
それは、彼らがフィードバックをマイナスな事ではなく、パフォーマンスを向上させるためのものだと認識しているからなのです。
では、フィードバックする側、される側、双方に役立つ、ミレニアル世代に学ぶ4つのポイントをご紹介していきましょう。
Contents
フィードバックで過去の実績を変えることは出来ませんが、将来に向けての指標として活用することができます。
例えば、フィードバックは弓矢を引くようなものだと考えてみてください。
従業員の過去のパフォーマンスに焦点を当てることで、一緒に前へ進んでいくことができるのです。
将来に向けたフィードバックとは、
①具体的に・・・漠然なフィードバックだと、間違った(または正しい)ことは理解できても、それを修正(または再現)する方法が分かりません。
②実用的に・・・フィードバックは、予め定められたゴールが明白であることが大切です。フィードバックと成功は常に結び付けて考えてください。
③タイムリーに・・・フィードバックは、ビジネスのサイクルに合わせて行うことが大切です。次のタスクで改善できるようにするため、四半期に1回、一日に1回など、仕事のサイクルに合わせて行う必要があります。
感情的になるとフィードバックは難しくなりますが、事実に基づいて話すことで回避できます。
事実に基づいて話すと、人格的欠陥や性格的特徴ではなく、業績評価や、データを会話の中心とすることができます。
「あの人はなんでも先延ばしにして直ぐやらない人」と決めつける前に、今月提出が遅れた3つのレポートについて率直に話し合い、今後の改善策を一緒に考えていきます。
Gallupの調べによると、自身の強みをフィードバックされているマネージャーは、フィードバックを全く受けていないマネージャーに比べて、生産性が12.5%, 収益性が8.9%高いことが分かりました。フィードバックはマイナスなことを言うのではなく、応援する気持ちでポジティブなものにしましょう。
フィードバックは決してサプライズになってはいけません。プロジェクトの進捗状況を確認し、途中軌道修正をしながら進めていきます。良いことも悪いことも常にフィードバックをし、フィードバックの土壌を作っていきましょう。日常の会話のなかにも簡単なフィードバックを含ませていれば、いざ重い話をしなければならない時でも、スムーズにフィードバックすることが可能になるでしょう。
1.何がうまく行っていますか?
プロジェクトの進捗確認や、毎週または、四半期ごとの1対1の面談の時など、まずは順調にいっていることを聞いてみましょう。その後、うまく行っていることに対して、自分の考えを伝えます。そうすることで、正しい方向へ会話が進んでいきます。
2.どこで行き詰っていますか?
従業員がどこに問題を抱えているのかを確認し、説明する機会を与えましょう。そうすることで、彼らが抱えている自分自身の問題や、技術的な問題、コミュニケーションの問題などが把握でき、今後の問題に対しても共有していくことができるようになります。
3.何かを変えるとしたら、何を変えますか?
前述までの二つの質問に回答した後、最後にこの質問をすることで、将来の会話へと繋げることができます。
この3つの質問があれば、ミレニアル世代へも上手くアプローチすることができ、将来に焦点を当てたフィードバックをすることで彼らのパフォーマンスを向上することが可能になるのです。
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[4 Feedback Tips Millennials Already Know]
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