新入社員研修が終わり各々、配属されて新社会人として頑張ろうとしているところで、会社員の一人にはなったが、今一つ打ち解けられない新入社員はいませんか?
会社には様々な性格が集まってきます。
研修で習ったばかりのマナーや言葉遣いを気にしすぎて緊張感が伝わってくるかもしれません。
失敗を恐れすぎて、なかなか前に踏み出せない新入社員もいます。
職場の人に興味がなさそうな冷めた新入社員の扱い方に困っている場合もあると思います。
どうやって新入社員をまとめていきますか?
どんな性格でも、一つの共通点があります。
新入社員に限らず、すべての人にある共通点と言っても過言ではないです。
それは、「誰かに自分のことをわかってもらって認めてもらいたい。」という共感です。
大学や専門の学校を出たばかりの若い人たちの中には、恥ずかしがり屋もいれば、社交的な人たちもいます。
素直な人、反抗的な人も。自信のある人、ない人。
それぞれ特性があるのは、社会人経験が長い人も同じですが、特に新しい環境に属したばかりの新入社員は、「誰か自分のことをわかってくれる人が欲しい」ということを強く求める傾向があります。
職場においては、その新入社員たちを理解することは次回の課題にして、今回は新入社員たちを認めることをしましょう。
まず、認めるには新入社員の立場から物事を考えます。
上司だけではなく勤続年数がある先輩でも、入社当時の気持ちを忘れている人が多いです。
新入社員に接する時に、漠然と思い出すことができたとしても、自分が新入社員だった頃のことを振り替えずに接していませんか?
入社したての新入社員に一人前の仕事を認める…というのは無理があります。
新入社員の気持ちになって考えてみましょう。新しく出会う上司、同僚、覚えることが沢山あります。
慣れない環境の中で、さっとできて当たり前のように指示を言われます。良くわからなくても、聞きなおすこともはばかられる空気や状況は、100%、80%の実力を発揮するのは、難しいことだと理解できます。
人間は達成できそうな目標があれば、頑張れます。
達成感を感じたら、モチベーションが上がります。認められたら、またやりたくなります。
新入社員に対して会社ができることは、達成できる目標を設定してあげることと、達成した時に認めてあげることです。
新入社員に「頑張れ」という精神論のみだと彼らはついてこないでしょう。
ではどうすれば良いのでしょうか?
新入社員フォローアップが必要です。
人材マネジメント行う会社に新入社員の研修を任せるもの1つの方法ですが、会社の即戦力として考えるのであれば、一緒に伴走できるコンサルティングを選択しましょう。
フェニックスコンサルティングは会社の風土とカリキュラムを照らし合わせて、新人研修をカスタマイズし、御社独自のフォローアップ体制をご提案します。
「認める」ことこれは、福利厚生や金銭的なことではありません。
数多くの調査によると、多くの人が離職する理由は福利厚生や給与ではないのです。
会社を辞める理由は、
ー会社ではない。
ー上司で辞める。
そして、その上司が特別にひどい人ではなくても、部下の存在価値を認めないだけで十分辞める理由になります。
「あなたは、この会社に必要な存在ですか。」社員にヒアリングをする時に必ずこう聞きます。
「はい。」と答えてくれる人に対しては心配しないです。
また、その上司に対しても心配しません。
「いいえ。」と答えられた時が問題です。
大抵の場合、その人はいずれ辞めます。
「私たちは必要とされたい。」
「認められたい。」
「存在価値があると信じたい。」
新入社員は一番自分の存在価値を疑う時期です。
マヤ・アンジェロウの名言が一番わかりやすいのでご紹介します。
「みんなはあなたが言ったことを忘れてしまう。
あなたがしたことを忘れてしまう。
だけどあなたに対して抱いた感情を忘れることはないでしょう。」