InsideOut Development社のBlog
[Why and How to Make Decision-making Replicable]をご紹介します。
“朝食に何をたべる?”
“コーヒーか紅茶か?”
“赤いシャツか青いシャツか?”
“階段を使うか、エレベーターを使うか?”
私たちは、毎朝出社してデスクに着くまでですら、膨大な数の意思決定をしています。
ある研究では、私たちは毎日約35,000もの意思決定をしているとされています。
多くの決断はとても単純で、深く考える必要もありません。
では、頭を悩ませる、大きな決断をしなければならない時はどうでしょうか。
毎日たくさんの決断をすることで、私たちは2つの問題を引き起こします。
人は常に決定を下さなければならない任務に就いていると、決断すること自体に疲れてしまい、 良い決断ができなくなります。
多くのリーダーがそうであるように、一日中何かの意思決定を求められていると決断能力の低下が起こります。
複数の研究で、意思決定を長時間繰り返し続けていると、決断力が次第に低下していくと言われています。
一つ一つ決断をしていく毎に、気力やクリティカルシンキングのスキルが消耗していきます。
分析麻痺は、一つの問題について時間をかけて考えすぎることによって起こります。
決断疲れの結果ともいえるでしょう。
人がひとつの決断を下そうと多くの時間や労力をかけ過ぎた結果、結局なにも決められないという現象がおこります。
それゆえに次のアクションが起こせません。
ひとつの問題を考えすぎると、精神力の必要な仕事でのパフォーマンス低下や創造性、気力をも削いでしまうようになります。
残念ながら大小問わず意思決定から逃げることはできません。
ですが、簡単にすることはできます。
重要なのは意思決定の柔軟な枠組みを持つことです。
何度でも、どんな場面でも適用できる、シンプルで簡単な問題解決、意思決定の方法を見つけましょう。
私たちのInsideOut DevelopmentではGROWモデルを推奨しています。
思考方法にフォーカスをすることで、柔軟に繰り返し使える方法です。
あなたの考えを整理し、最善な結果を最速で導き出せるようになります。
基本のGROWモデルは意思決定の4つのステージの頭文字を取っています。
Goal (目標の明確化)
Reality(現実の把握)
Options(選択肢の創造)
Way Forward(具体的なアクションプラン)
GROWモデルの共同創設者であるアラン・ファインは「“Way Forward(具体的なアクションプラン)”は意思決定プロセスに具体性や実行性を持たせる。それにより意思決定を行う人にとって、次に何をしなければならないかがとても明確になる。」と述べています。
GROWモデルは、「ブレイクスルーは知識を習得することからではなく、余計なものを取り除くことから得られる」という一見シンプルな視点を基に作られています。
そうすることで、意思決定者は自身が既に持っている知識を基に動くことができます。
良い決断は良い行動を呼び起こします。
そしてさらにそれが生産的な結果を生みます。
アラン・ファインはこの現象を“決定速度”と呼び、決断の速度や精度が個人や組織のパフォーマンスを促進すると述べています。
GROWモデルのようなフレームワークを採用することで、難しく、複雑なで重要な決断でさえも、苦痛なタスクではなく、シンプルで応用可能なプロセスとなります。
意思決定をより早く精神的負担を少なく行うことで、決断疲れや分析麻痺から自由になり、他の重要な仕事に集中することができます。
このようなモデルはあなたのかわりに難しい決断をしてくれるわけではありませんが、あなたが前に進む手助けをしてくれます。
あるクライアントはワークショップに参加し、「[GROW/成長]するには時間がかかるけど、しないとより多くの時間を無駄にすることになる」と感想を述べています。
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[Why and How to Make Decision-making Replicable]
GROWモデルにご興味のある方は、日本でInsideOut DevelopmentのGROWモデルを使った研修が可能なフェニックスコンサルティングへお気軽にお問い合わせください。